自転車走行は車道か歩道か?
新聞の投書欄に中学生の『「自転車は車道」のはずなのに」』という意見投稿が掲載されていた。投書は、車道を走行中に後ろからくる車にクラクションで注意されたことから、自治体、行政に理解を求める方法などを提案している。
パート仕事で自転車走行が比較的多い当方も”はてな”と思うことがままある。最近のこと幹線道をまたぐ陸橋に「自転車ものるときは車のなかまいり」との横断幕が張り出された。ということは自転車走行時は「車」扱いになるので車道を走りなさいーとも受け取れる。どうだろうか。
ある地域へ行くと、歩道を色分けして自転車と歩行者の通行を分離している例もあるが、そんなにゆとりのある歩道があちらこちらにあるわけではない。また車道に色分けで自転車走行レーンを設けている例もある。さらには車道走行を容認していながら先へ進むと歩道走行を促す表示が出てくる例も見かける。
ところが、学校近くの片側1車線道を見ると安全のために歩道用柵が設けられている。柵は当然のことだが、車道が狭いうえに自転車はどこを走ってよいものか迷ってしまう。歩道の危険性よりは車道走行を選ぶのだがカーブなどは前後の車が相当気を使っていることがわかる。当然といえば当然である。
問題は、自転車走行の基本が道幅を含めた地域事情に任されているような世情にあるような気がする。近年自転車走行に関連する事故が増えていることから関係部署がいろいろ手を尽くしているようである。だが、関係部署も自転車利用者にも現実がよく理解されていないような気がしてならない。
人は右側・車は左側~~といったような、わかりやすいルールが定着することを願っている。