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集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

野蚕通信ー愛媛県の「野村シルク」

 先日朝日新聞の集金の人が『スタイルアサヒ』という小冊子(32ページ)を届けてくれた。ページをめくると「にっぽん匠紀行」第19回として「世界に誇るシルクの産地愛媛県西予市が掲載されていた。なかなか興味深い記事である。冊子の特集は「歩く+楽しみ」ということで西予市の見どころも紹介している。

 西予市がなぜ「世界に誇るシルクの産地」かというと、明治時代から地理的条件を生かして有数の繭の産地となりました。その地域の水を活用して繰糸しふんわりとした「伊予生糸」(いよいと)を作り出しました。それが英国女王のドレス生地に採用されるなど評価を高めました。高い評価から今年は「日本地理的表示保護」制度に認定されました。

 この「伊予生糸」は別名”野村シルク”ともいわれます。それは合併前の野村町が繭と生糸の主産地だからでしょう。この地域の養蚕から製糸事情を伝える西予市野村シルク博物館」が野村町にあることでもうかがえます。

 実は西予市が誕生する前まで、この地域では野蚕(ワイルドシルク)のテンサンが飼育されていました。その担当者の方と福島県霊山町(現在・伊達市)でお会いしました。その折に「町村合併でテンサンの飼育がどうなるか心配です」とのつぶやきが耳に残っています。

 その後の動向について情報を得ていないが、ヤママユ飼育の農家さんが続いていることを願っています。

 西予市野村シルク博物館  でんわ0894-72-3710 

 西予市観光協会      http://www.seiyo1400.jp/