集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

投票結果に思うこと

参議院選挙の結果が明らかになりました。どうも改憲勢力が3分の2以上を占める結果となったようです。今回から18歳以上の人も投票したはずですからこの結果をどのように見ているのだろうか気になるところです。それと”野党共闘”の成果だが32区のうち11の地域で野党共闘が成果を上げたそうです。前宣伝ほどの成果ではなかったような気がしますが一歩前進ということでしょうか。

 集団就職世代の1人として、改憲勢力が増えることだけは食い止めなくてはと常々考えたり行動しているつもりでしたが、世の中のうごめきは徐々に改憲勢力に浸食されていると痛感させられる結果であったと残念に思う。憲法を改めようとすることは結局は「戦争放棄」の9条を改変しようということになるでしょう。それを許してはならないというのが集団就職世代の思いである。このことはしっかりと握って離さないようにしようと思っている。

 投票結果についての連想です。何度か仕事で英国に行ったことがあります。外国で気に入った国はどこかと聞かれれば「イギリス」と答えるでしょう。その英国で大問題になっているのが「EU離脱」の投票結果です。投票結果は「離脱」が多数を占めたのだが、その結果に驚き「再投票」の動きが強まっているとのこと。あの英国民でも「制度としての投票」結果に異議を唱えるのだろうかと考えてしまった。

 追い打ちをかけるように、あのイラク戦争に関して、当時のブレア首相は「戦犯」であるという調査結果が公表された。当時の副首相は調査結果を認めて謝罪しているようだが、英国民の”紳士度”も揺らいで映ってしまうこの頃である。

 参院選と英国の投票結果に想いを重ねながら”ゆるぎない自分の思考”をいっそううち固めたいと思う。