集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

さわらのあやめ祭りへ

家族の要望に応えて”北総の小江戸水郷さわら”に脚を延ばしました。

この地を選んだ理由は”あやめまつり”を見たいからということであったが、あやめそのものはほとんど見ずに「小江戸」の街並みを散策することで終わってしまった。

なるほどと反省したのは、あやめ祭り「あやめ」の花は観るべき場所へ行くことが肝心であること。小江戸の街並みで情緒的なあやめの花を楽しもうというのは思い違いであること。その代わりに様々な小江戸を見聞できました。感謝です。

小江戸の街並みは、多くは小野川の両岸に並ぶのだが、どこもツアーなどの観光客でいっぱいであった。あやめ祭りの期間で日曜日であったこともあろうがじつに賑やかであった。それに対して(多分)以前は栄えていただろう駅前の商店街は地元百貨店が締まっており食べ物屋さんを探すのも難儀であった。駅前商店街と小江戸の街並みの対照的な風景がなんとなくさみしく感じてしまった。