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集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

集団就職の始まりは1954年春

集団就職が始まった時期についてはいろいろ説があるようですが、一般的には1954年(昭和29年)4月5日、青森駅から上野駅に向けて中学新卒の就職者を乗せた臨時列車が出発したことが始まりとされる。以来1975年春の臨時列車まで集団就職列車は続いた。いわゆるその時代に臨時列車で集団就職(またはその時期に地方から大都会に就職した中学新卒者)した人たちを”集団就職者”と呼んでいるようである。もちろんなかには高校新卒者もいたが厳密には”集団”の周辺に位置付けられているようである。

 当方がタイトルで「集団就職世代」としたのは、臨時列車で就職した人たちすべての世代を指すのではなく、臨時列車が始まってからせいぜい5~6年の間に集団就職した人たちを想定したつもりである。つまり、1954年春に15歳だった少年少女たちはいま76~77歳になっている。5~6年後輩であれば70歳を過ぎた人たちということになる。

 お立ち寄りいただいた方のイマジネーションとして、この世代と当時の時代背景を思い浮かべていただきたいと思います。        感謝