集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

想い出 日記

「沖縄を返せ」から50年余

固き土を破りて 民族の怒りに燃ゆる島 沖縄よ 我らと我らの祖先が血と汗をもて 守り育てた沖縄よ 我らは叫ぶ沖縄よ 我らのものだ沖縄よ 沖縄を返せ 沖縄を返せ 「沖縄を返せ」を歌いながら都心を行進していたのは、いまから57~58年前のこと。ことしは沖…

沖縄返還から50周年か~

ある新聞で今年は「沖縄返還」から50年になる年であることを知りました。 そうか50年以上も前だったのか「沖縄を返せ!!」と唱和しながら、デモを繰り返していた青春を想い出した。 夜間大学に入学したのが1964年だったと思う。サークル仲間に沖縄…

初もうでは閑散としていました

ことしの初詣では、きょう午前中に地元では有名な神社に参拝しました。コロナの感染もあるのでしょうか、例年なら長い行列ができ混雑する参道や境内は 閑散として、本殿前の参拝もさみしい感じでした。形だけのお賽銭を投げ入れて”家族の健康”を祈念しました…

記念の年にしよう

謹賀新年 良い新年を迎えられたこととお慶びを申し上げます。 ことし一年もお時間がありましたら「集団就職世代の想い出といま」にお立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。 2022年が始まりました。当方にとってことしは80歳になる記念の年にな…

それでいいのですか?「文通費」

このところ「文通」が随分とマスコミを賑わしました。10月末の総選挙が終わるとにわかに「文通費」(文書通信交通滞在費)の支給がクローズアップされました。今回は投票日が月末だったために「当選者が仕事もしていないのに100万円支給するのはおかし…

新しい資本主義ってこういうことですかね

12月11日、毎日新聞を読みながらイタメシランチをいただきました。 新聞では小さな記事ですが県の職員に平均80万円余のボーナスが支給されたとありました。1面トップ記事は「賃上げ企業優遇拡大」でした。どちらとも恩恵を受ける方々には微笑ましいこ…

MVP賞乾杯大谷選手

朝方、大谷翔平選手が大リーガーの「MVP賞」を獲得したことが伝えられました。大谷選手とは縁もゆかりもない老人も拍手して喜んでいます。彼の快挙を祝して乾杯と行きましょう。これも楽しみである。 大谷選手の出身地は岩手県奥州市だそうである。奥州市…

アパレルファッションの話題

きょうの朝日新聞は、経済面で『「夢の繊維」アパレルに新風』の記事を、27面ファッションのページでは「スカートが女性ものって誰が決めた?」の記事を掲載していました。興味深い記事です。 夢の繊維は、クモの糸を参考にしてベンチャー企業が開発したも…

選挙結果に思いさまざま

総選挙が終わりました。維新が大躍進。新選組も奮闘。国民民主も増え、公明も増えたが棚ぼたがありました。野党共闘に期待をかけた立憲民主と共産は議席減。自民は現勢を割り込んでも多数確保という。何とも予期せぬ結果となってしまった。「アベ・スガ政治…

「国民のための政治」の本当の意味は?

街を歩いていると街宣車が来ました。クルマの上には「政治は国民のために」と大書してあります。よく見ると与党の街宣車です。なかなか意味シンな言葉ですね。だって「~あるべきだ」とつなげると、実は「そうなっていないから」ということ。または「~ある…

松ヤギで飛行機は飛んだのだろうか?

数年前のことだが地域で開かれた「戦争体験を聞く会」に参加したことがある。ある高齢の方が「一生懸命松ヤギを集めて供出した」と語っていたことを想い出した。その「松ヤギはどのように使ったのですか」と質問した記憶がある。彼は「飛行機の燃料にすると…

8月15日は「終戦の日」が適切と想う

暑い8月15日。あの戦争が終わった日である。というものの当方に当時の記憶があろうはずもない。ただ1945年8月以前に撮影された1枚の写真が残っている。長兄が出征するので家族らで写真を残したものと聞かされたが、いつ撮影されたかははっきりしな…

新聞料金の値上げですか?

1週間ほど前だったと思いますが、郵便受けにタオルが入っていた。よく見ると朝日新聞が料金を値上げするために読者に配っているものだとわかった。当方にとっては突然の通告のように思えたが説明書によると紙面で社告を出してあるとも書いてあった。 ちなみ…

入社式での言葉「汗出して働く」こと

この時季は新年度で入学式とか入社式とかが話題になることが多いのですが、コロナの感染拡大で「ワクチン接種予約」と「非常事態宣言」の方が圧倒的に話題の中心のようです。 そんななかでパート仕事の我が会社の入社式模様を掲載した社内新聞が届きました。…

ありえない法案ミスを想う

新聞やテレビで相次ぐ「法案ミス」が話題である。日を重ねるごとに「ミス」の数が増えるのを見ていると「なぜだろう」と思う。確かに「多忙」とか「人員不足」があるかもしれない。しかし、それは理由にはならない。そのような任務作業の流れを容認した責任…

接待と招待の微妙な違い

我がサラリーマン人生では「接待される」ことが多かった。間違いではないのだが「接待」というよりは「招待」が正確な表現のような気がしてきた。 手元の辞書では「接待」とは「食事などを出してふるまうこと」とある。また「招待」については「客を招いても…

大晦日の懐かしの歌を噛みしめる

大晦日は「紅白歌合戦」で終わるのがかつての習わしであった。そんな風景が無くなってから10年も20年も過ぎてしまった。ことしの大晦日のテレビは「懐かしの歌」を放送していた。たまたま舟木一夫の「高校3年生」や今陽子や加山雄三のヒット曲が放送さ…

甥の近況を知る大晦日

コロナコロナであたふたしながらもあっという間の大晦日です。そんなこともあって近くで仕事をしている甥(姉の次男)を訪ねることになった。家族が用意した正月用の餅やらみかんを届けるのが役割である。 甥は郷里で生活していたが60歳を過ぎて当地での仕…

「菅退陣」って本当?「カン」チガイでした

1年中で夜の時間が最も長い「冬至」が過ぎました。間もなくクリスマスやら正月がやってくるはずである。しかし、コロナの感染拡大でお歳暮や年賀状も例年と少し変わってくるかもしれない。そんな予感がします。 その歳暮が北東北の甥(兄の長男)から届いた…

社民党はどうなるんですかねぇ

マスコミは「社民党」の多くが「立憲民主党」に合流するといった報道を繰り返している。地方版は地方議員の行方も大きく取り上げている。他人事ながら「大変だなぁ」時代も大きく変わってきたもんだと、昔のことを想い出した。 子どものころは電気も車もない…

恩恵ない安倍の長期政権

長期政権を更新したばかりの安倍晋三は28日夜辞任を明らかにした。報道によると9月中に自民党の新総裁が決まり国会で新たな総理大臣が指名される運びのようだ。まさに政治改革の「とき(時機)」を迎えている感がする。 いまの安倍政権が発足したのは20…

安倍総理が最長記録更新

むかし中学生のころ、歴代総理大臣の名前がスラスラ言えたものである。いまではとても考えられない話である。 ところで、安倍総理大臣がついこの間(8月24日)連続在職日数が最長を記録し、更新中とのこと。その良し悪しは改めて考えてみたいと思う。 今…

解散近づいて、また政党再編ですか>

このところ、偉い人が「秋には解散すべきだ」と発言したものだからのその方向を向いた風が強まっているようだ。トランプの「米国第1」に乗っかって「都民ファースト」を名乗り、次いで「きぼうの党」を立ち上げたころの話題を想い出す。 正確なことはもう忘…

衣料品市場がもがいているらしい

昨日のこと昼飯を食べに近くのレストランに入った。この店は希望すると讀賣新聞を見せてくれるのでそれも期待のひとつであった。新聞には「アパレル『脱スーツ』の時」との記事が半ページほどのスペースで掲載されていた。 サラリーマン現役のころ、アパレル…

地質時代「チバニアン」正式名称決まる

地球の極が逆転していた時代と重なる地質時代の名称が注目されていたが、1月17日に日本の「チバニアン」とすることが明らかになった。地質時代区分に日本の地名が採用されるのは初めてのことであり、教科書でも「チバニアン」が紹介されることになるでし…

テレビ「ポツンと一軒家」に拍手

我が家のテレビは、料理、旅、クイズ、韓ドラがほとんどで、最近は楽しみの「笑点」も消えてしまった。そうしたなかで「ポツンと一軒家」(テレビ朝日、日曜夜)が共通の話題になってきた。楽しく見られる番組であり拍手を送りたい。 番組は、航空写真を基に…

さよなら、寅さん~感激でした

思ったより早く「寅さん」に出会いました。公開中の「男はつらいよ」の50作目を鑑賞することができました。懐かしさに 初めから涙が止まりません。年のせいだろうと言い聞かせながら鑑賞しました。 さくらと博の息子・満男が夢を見てひとりごとを発する、…

映画”寅さん”と想い出

映画「男はつらいよ」はよく観た方だと思う。この映画に浅丘ルリ子(リリー役)は何度か出演しているらしい。あのリリーが登場した映画を観終わったときに「なぜか、これで寅さんの映画も終わりだろうか。寅さんも年だからなあ~」と感じたのを想い出す。当…

興味深いクモの行動学

もう20年以上前のことであるが、仕事の関係で「ワイルドシルク(野蚕)」に関心を持つようになり、研究グループの方々ともお付き合いするようになった。もちろんワイルドシルク製品も愛用し靴下などはいまでも手放せない実用品である。 ワイルドシルクは、…

継続守れ夜間定時制高校

夜間定時制高校から夜間大学へ進んだ1人として「夜間定時制」廃校の報道に接して、時代の変化と教育行政のあり方に怒りを禁じえません。 東京都教育委員会は2016年2月に夜間定時制高校4校を廃校することを明らかにしていたが、このほど4校のうち2校…