集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

2017-05-14から1日間の記事一覧

山菜はいっぱいあった

子供のころの食事は実に貧しかったが山菜はいっぱいあった。いま都会で珍重されているタラの芽とかウド、またはフキノトウなどごく自然のものであり珍しい食材ではなかった。季節に山に入ると無理なく手に入るものだった。いま都会で高価な値段を見てびっく…