集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

学校の話題が熱い。エアコンから校則まで。

 もう9月だが、30度を超す暑さの中で子どもたちは悲鳴を上げながら勉強しているらしい。そこで大きな話題が教室に「エアコンを設置してほしい」ということ。エアコン設置は予算がないから、とりあえず「粉末のドリンクを用意する」ので暑さをしのいでほしいという市政が見えてきた。 

 エアコンの話題とともに、重いランドセルが様々に語られている。「置き勉」の良しあしもその一つである。学校に関わるそんな話をしていると話題というか問題が次から次へと出てくる。登下校の服装やうちわの持ち込み、ブロック塀の安全性、そして「ブラック校則」などさまざま。

 そこで「ブラック校則」って何じゃ。老人とはほとんど関係ないことですから、そんな疑問も出る。一言で説明できないのが「校則」。例えば、スカート丈、髪の長さ、夏の服装、自転車通学の制限、通学途中の寄り道などなど。

 校則は学校に任されているらしいから、余計にさまざまであるらしい。これらに対していまどきの生徒は「学校の評判を気にする」とか「進学、就職のために従った方が得策」といった風潮らしい。自主性とか権利など ほとんど出てこないようだ。

 そこで識者のコメントを眺めながら考えたことは「国の打ち出した方策に従うことが無難」という若者思考の広がりである。

 全国の高校などが荒れたのは1980年代。そのころから”暴れる生徒”を抑え込むことが練られたのだろう。今ではほとんど見られないらしい。文科省の政策に「指導に毅然たる姿勢」が折り込まれるなど、暴れる生徒がいたら校則に従い毅然と指導することが教師のあり方となってくる。この風潮が長年続くと、進学や就職に影響するらしいということで、自らを「拘束」する「校則」であっても”とりあえずやむを得ない”ということになる。

 積み重なって「国の政策」などについても「従うことが得策」という風潮が広がってくる。それは保守政治家や高級官僚の狙いなのだろう。子どものころから決め事や「校則」で個人の自由や行動を抑え込む、規則に反したら不利益を被るそのような風潮を底辺からゆっくりと作り上げるということ。

 そんなことをパズルを解くように考えてしまった。

富士山5合目は寒かった

f:id:yasanjin2016:20180907203157j:plain 山中湖村から見た富士山

 台風が去った9月6日、富士山5合目までバスツアーで行ってきました。ふもとの5湖周辺は何度か尋ねているが富士山は初めて。5合目(スバルライン)は標高2300メートルほどらしい。運よく台風が去った後でしたが気温は15度前後だろうかとても寒かったです。

 案内の方が「日本語で案内できるのは私一人」と外国人の多さをアピールしながら説明してくれた。初めての当方は「クルマはこれから上の方まで入れるのですか」と質問すると。5合目より上は行けませんとの説明でした。納得です。 f:id:yasanjin2016:20180907203352j:plain 富士山5合目のロータリー 

 途中での昼食は地ビール工場のレストラン「シルバンズ」でバイキングを楽しみました。このお店は定休日を返上してわがツアーを受け入れてくれたそうです。感謝です。

 楽しい1日をありがとうございました。

 

 

参った参った!

 早くも今日から9月ですね。

 健康のためと続けていた朝の散歩は、8月は2回のみでした。理由は、7月の暑さで体調を崩してしまい散歩の気力をなくしたこと。月が替わって8月はガンバロウと意気込んだものの「無理は禁物」と考え、休養に振り向けました。

 特別の暑さに、気力がついていけない、休養も大事と言い聞かせると、どうも体重は重くなっている感じである。足の裏も今までと違う感じである。やはり歩くことが健康維持に欠かせないようである。これから少しづつ気温が下がってくるだろうから、ころを見て朝の散歩を開始したいものである。

 ことしの夏の暑さには「参った。参った」、それは暑さだけでなく「年相応」の体力、気力のせいでもあろうかと思う。ともかく「参った。参った」。

「半端ない」20年前から使われていたの?

 しばらく前のサッカー試合報道で「半端ない」が露出した。最近の若者言葉だろうと受け止めていたが、朝日新聞8月29日付によると、1990年代に使われていた例があるという。つまり最近のことではなく20年ほど前から「半端ない」との表現が使われていたということ。発見と驚きにまたびっくりの感じである。 

 テレビで映像を見た時に、感じたのは「半端じゃない」というところを「じゃ」を飛ばしてしまったのだろうと受け止めた。ところがスタンドのプラカードでもごく当たり前のように「半端ない」が掲げられるのを観て、様子が違うと感じ始めていた。

 朝日の記事を読みながら、「半端ない」は2014年に辞書に採用されたこと、それ以前からたびたび使われていたことを、全く知らなかったのでびっくりである。

 有名選手が「きよきよしい」と答えていたのを話題にした放送もあったが、これにしても、いろんな人が注意を惹こうと「きよきよしい」というと、はやり言葉になるかもしれない。

 そう。記事も「はやり言葉」が定着してきた例を否定していないし、誤った解釈が定着することもあるという。言葉や表現は時代とともに変わってゆくことを勉強しました。

 私の解釈は「中途半端ではない物や仕種」について「半端じゃない」と表現してきたように思うのです。

沖縄に想う

 沖縄復帰(施政権返還ともいう)は、いまから46年前1972年5月である。当方はサラリーマンとして「期待される新人」のような位置にいたころのことである。実はその6~7年前のこと夜間大学に籍を置いて経済学の研究部(サークル)の幹事長の責にあった。そのころ研究部に沖縄出身の後輩が在籍していたこともあって、沖縄返還運動の盛り上がりを借りて「沖縄調査」を実施することにした。当方は休暇が取れないこともあって不参加だった。

 そうしたこともあって、沖縄返還、沖縄について無関心ではいられない。

 いま沖縄では、新基地を作らせない運動が広がっている。その先頭に立っていた県知事の翁長さんが亡くなり、後継者を誰にするか真剣な論議が続いているそうだ。有力者は国会議員でもあるデニーさんらしい。近々立候補を表明すると伝えられている。

 報道によると、デニーさんは、かつて民主党に在籍していたらしいが、当時の民主党政権が新基地を容認すると民主党を離党したらしい。それだけ沖縄の新基地に反対の意思を鮮明にしてきたのだろうと思う。デニーさんの生い立ちや人柄について詳しいわけではないが、沖縄の人たちが一致して担ぐなら応援したいものである。

 もう一つ関心を持っているのは、沖縄の結束力である。世間では「オール沖縄」と名付けている。まさに故・翁長知事を誕生させたのは「オール沖縄」であった。その結束力を今回の知事選でも発揮してほしいものである。無力の輩ながら切に願っている。それは、朝鮮半島の平和への道とも連なり、おそらく米国と我が国との関係を「従属」から「対等」へと切り開くものになるだろうと思うからでもある。

 沖縄のみなさまがたの結束した力「オール沖縄」の底力を示していただくことを願っています。

8月と戦争と~

 暑い暑い日が続いています。後期高齢者になると避けられないことでしょうか、体力の回復が進まず気力もままならない状況が続いています。きょうも予定のボランティアをずる休みしました。朝の散歩も途絶えています。参った参った。

 8月というと、「終戦」とか「原爆」がいろいろと話題です。

 あるミニコミに「太平洋戦争で敗けてから73年」という記述がありました。あの戦争に「負けた」という表現の裏には「勝ちたかった」けどとの思いが隠れているような気がして、読んでいる方にとっては違和感を覚える。せめて「終戦」としてほしいものである。戦争に「買った」か「負けた」かではなくて「終わってよかった」という気持ちを文章に込めてほしいと思う。

 朝日新聞24日付のコラム「経済気象台」に「唯一の被爆国として」の記事が掲載された。筆者は中小企業経営者らしい。わが社の朝礼の模様を題材にしながら「唯一の被爆国として惨状を後世に伝え、核廃絶を進める責務があるはずだ」と結んでいる。暑い夏、コラム筆者のように「核廃絶」を願い、それを行動に表すことが求められているような気がする。

 

 

野蚕学会大会が開催されます

 日本野蚕学会の年次大会が9月28日(金)~29日(土)、上田市信州大学繊維学部 総研棟7階ミーティングルームで開催されるそうです。 

 予定は次の通りです。

 28日、13・00~17・30

     大会(一般講演、展示紹介、総会)と懇親会(会場は繊維学部生協)

 29日、9・30~15・00 

     公開シンポジュウム「テンサン産地の現状」

     大室農場の見学(天蚕の年複数回の飼育、母蛾検査、クヌギ苗育成など)

 参加費 3000円(学生2000円) 

 懇親会 4000円(学生3000円)  

 各種野蚕(ワイルドシルク)に関する様々な最新情報、知識が得られます。またワイルドシルクを活用した製品を手に取ってじっくりと見ることができますし、疑問点について話を聞くことができます。多分昆虫食についても最新の情報を得ることができると思います。

 ぜひお出かけください。

 詳しい情報は   http://jsws.web.fc2.com